履歴書・・・一枚の紙切れ~1章 求人①~
日曜日、求人広告に目を通す。
「レジ打ちやったら、自信あるしなぁ。スーパーやったらすぐに雇ってくれそうやし。あーでも冬場のレジってめっちゃ寒いんやんなぁ。足むくみそうやし・・・・」
「テレアポかぁ。自給高いなぁ。でも、なんか電話して切られるイメージ。だるっ」
「ウエイトレスかぁ。そういや、ここ美紀が働いているとこやん。でもさおは接客好きじゃないし。ファミレスっていつもにこにこってイメージやしなぁ。あーでも美紀と一緒に働けるんやったら楽しいかも!そういや、さおっていっつも苦手から逃げている気がする。やってみようかなぁ。どうしよう・・・・」
「美紀に電話しよぉ。」
<tel>
「もしもし~美紀?今何してんの?」
「あーさおりやん。どしたん?今ひろしとかぁくんと遊んでるで」
「そうなんやぁ。いやぁ、美紀んバイト先なぁ、求人入っててんけど、募集してんの?」
「してんでー。さおり受けるん?」
「うん、迷っててなぁ。でも美紀と働けるんやったらいいなぁって思って。ほら、学校の帰り道やから働きやすいやん。」
「そやなぁ~。ぶっちゃけ楽やで。きいよ!!」
ということで、さおは美紀のバイト先であるファミレスに電話をすることにした。
美紀は学校でもかなり目立つギャル。アルバが大好きな典型的な女子高生。1年の頃から同じクラスになったことはないが、とある部活の下見のときに仲良くなった。それ以来プリクラを撮ったり、カラオケにいく仲。
早速バイトの面接。
2年ぶりに書いた履歴書。
緊張して高校名を間違えた。
「本田高校」
なのに、
「木田高校」
なんだそりゃ。くしゃっと丸めてゴミ箱へ捨てる。
自分の国語力のなさに改めて痛感。
「PRポイント」
うーん、さおのPRポイントかぁ、なんやろ。ちょっと笑いでも取ってみよかな。
んー・・・
根性。・・・・・
根性と・・・・。
「根性と体力では誰にも負けません。」
なんか、おもしろくなさすぎ。オチがない!
そう、こんなところで茶目っ気をだしてみようかなっていうのが、関西人の心。
なーんてバカなこと言ってる暇はない!
あー思い浮かばん。。。。。
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